親切の仕方
今日は歯医者の定期検診や仕事の打ち合わせで久々に電車に乗った。
電車苦手なんだよな。
酔っちゃうし。
諸々用事をすませて地下鉄で電車に乗り込む時、カチカチッという音が聞こえた。
乗り換えで電車を降りて周りを見渡すと、
先程の女性が点字ブロックの上を歩いていた。
何だか心配でその人に着いて行く。
エスカレーター前で点字ブロックの前にある柱にぶつかっていた。
あ!と思っていると、エスカレーターであがって行くおじいさんが『こっちだよー!こっちこっち!』と叫んでいた。
えー、それでわかるのかな…
私はわからないけど音に敏感でわかるのかな…
そんなことを考えているとエスカレーターの入り口で女性がまたぶつかってしまい、
たまらず『大丈夫ですか?』と声を発して身体を触りそうになり、目が不自由な方は腕を掴まれるのが嫌というのを聞いたことがあるのでどうしたものか、私があたふた。
しかも『大丈夫ですか?』と聞かれたら『大丈夫です』と答えるしかないよー何を言ってるんだ私は…
『どこ行くのかな?でも誘導したら慣れてる道だったら余計にわかんなくなるんじゃないかな…』とか色々考えていたら女性は改札を出て点字ブロックを頼りに出口の方へ歩いて行き、結局、短い距離を終始見守ることしかできなかった。
親切にしたい気持ちがあっても相手には親切にならないかもしれないし、何とも自分が情けない。
こういうこと時々あるけど、結局正解がわからないからいつまで経っても何か気持ち悪いんだよな